実行中のプロセスの優先順位クラス (Priority class)を取得/設定するにはWin32APIのGetPriorityClass関数 (en)およびSetPriorityClass関数 (en)を使用します。このとき自プロセスの優先順位クラスを指定するのであればGetCurrentProcess関数 (en)で取得した擬似ハンドルを使用することができます(他のプロセスの優先順位クラスの場合、PROCESS_SET_INFORMATIONアクセス権を持ったプロセスハンドルが必要です)。
まずBELOW_NORMAL_PRIORITY_CLASSとABOVE_NORMAL_PRIORITY_CLASSの定義を追加します。
フォームに優先順位クラスを表示するComboBox(StyleはcsDropDownList)と優先順位クラスを取得、設定するButtonを配置し、フォームのOnCreateイベントでComboBoxに優先順位クラスの表示文字列と値を格納します。
自プロセスの優先順位クラスを取得して表示します。
今度は選択された優先順位クラスを自プロセスに設定します。
Windowsにおけるスケジューリングのメカニズムは非常に複雑で、優先順位が実行中に動的に変更されるなど、単純に優先順位クラスなどで決まるわけではありません。このあたりをきちんと理解するためにはAdvanced Windows 第5版 上 (amazon)の"7.8 スレッドの優先度"、"7.9 優先度クラスの概要"、"7.10 プログラミングの優先度"やインサイドWindows 第6版 上 (amazon) の"5.7 スレッドのスケジューリング"などを読むことをお勧めします。
→GetPriorityClassとSetPriorityClassで優先順位クラスを取得/設定する (Gist)
2013年8月22日
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