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2012年7月6日

RAD Studio XE3の新コンパイラはC++/x64だけ?

例年通りだとあと2ヶ月ほどで発売になるものと思われるRAD Studio XE3について、気になる情報が出ています。

Embarcadero adopts open source Clang for future C++ versions « Tim Anderson’s ITWriting

Tim AndersonさんがDavid Iさんに聞いたという話では、XE3(の少なくとも最初のリリース)ではClang+LLVMへの移行はC++/x64のみで、C++/x86やDelphiについては現状のコンパイラが使用される、ということのようです(行間を読めば、C++/x86はひょっとしたらアップデートで入れ替えがあるかもしれないけど、Delphiは明らかにXE4待ち)。これはちょっと問題です。同じC++のソースコードがx86とx64でコンパイルできたりできなかったりといった状況は、せっかくの"C++ is Back"に水をさすものではないでしょうか?次のメジャーリリース待ちということではなく、なるべく早い時期にC++のコンパイラがClang+LLVMで統一されることが望ましいと思います。

直接関係ありませんが、AppleのChris LattnerさんがLLVMのアーキテクチャを解説した記事がありました(The Architecture of Open Source Applications Volume Iという本の一部でもあるようです)。

The Architecture of Open Source Applications: LLVM

元ねたはどちらも公式フォーラムのEmbarcadero Discussion Forums: LLVM based Compiler for Delphi

2011年1月6日

次期版WindowsはARMをサポート

信頼できない噂として昨年末から語られていた次期版Windows(Windows 8)におけるARMサポートですが、現在行われている2011 International CESでこの噂が本当であり、次期版のWindowsではIntel、AMD(x86/x64)に加えてARMとこれらのSoCをサポートする、というニュースが飛び込んできました。

Next Version of Windows Will Run on System on a Chip (SoC) Architectures from Intel, AMD and ARM: Q&A: In a technology preview at CES, Microsoft demonstrates Windows running on new SoC x86 and ARM-based systems. Microsoftによる公式発表。

2011 International CES:次期版WindowsはARMアーキテクチャをサポート - ITmedia News
MS、次期WindowsでのSoCサポートを明らかに--CES - CNET Japan
マイクロソフト、次期WindowsのARMサポートを正式発表
Microsoft、WindowsをSoCに拡大 - ARMシステムもサポート | パソコン | マイコミジャーナル
[CES2011]Microsoft、次期版WindowsでARMアーキテクチャーをサポートへ - ニュース:ITpro
【PC Watch】 Microsoft、次期WindowsでARMアーキテクチャをサポート
【PC Watch】 【CES 2010レポート】Microsoft基調講演レポート ~次期WindowsのSoCサポートを明言

NVIDIA、Qualcomm、Texas Instrumentsが開発しているARMをベースとしたSoC上でWindowsを動作させることができるようになる模様です(NVIDIAがすんなりとIntelのチップセットから撤退したのはこれがあったからかもしれませんね)。CESでは実際にARM上でWindowsとOfficeが動作しているデモが行われたようです。

Live from Microsoft's CES 2011 keynote -- Engadgetの7:36PMから7:43PMにかけてがARM/SoCサポート関係の発表の実況です。

2011/01/14追記: もう少し詳細な情報が出てきているようです。

【笠原一輝のユビキタス情報局】 Microsoft ダレン・ヒューストン副社長に聞く、ARM版Windowsの正体
CES2011: ARM対応版次期Windowsはどうなる? MS幹部インタビュー

どうやらバイナリ互換性はなく、ネイティブアプリケーションはx86とx64のようにARM用のバイナリを用意する必要がありそうです(.NET Frameworkはおそらくそのまま動くのでしょうけれども)。ロードマップのCommodoreでARMサポートが計画されていることと関連があるのでしょうか…?

2010年8月13日

RAD Studio Roadmap 2010/08版

公式forumでクロスプラットフォームサポートはどこにいっちゃったの?というツッコミに対してAllen BauerさんがMichael Rozlogがロードマップ更新してるんでちょっと待っててと発言していましたが、その更新されたロードマップが公開されています(向こうの人にはお盆休みは理解できないんでしょう、自分たちは平気で何週間もバカンス取るのにね)。

RAD Studio, Delphi and C++Builder Roadmap
RAD Studio, Delphi, C++Builder, Delphi Prism のロードマップについて

現在進行中のプロジェクトには
  • Pulsar (MacOS Xサポート)
  • 64bit Compiler Preview (x64のプレビュー版)
  • Wheelhouse (Linuxサポート)
  • Commodore (x64サポート)
があげられています。
  • 64bit Compiler Previewはコマンドライン版のみ、Windows x64のコード生成を可能にした新コンパイラで、2011年前半にリリース予定。

  • Pulsarはクロス環境の雪辱戦で、DelphiのWindows x64サポートとMacOS X x86のサポート、具体的にはMacOS X用のリモートデバッグ環境、VCLライクなクロスプラットフォーム用のコンポーネントライブラリ、C++のエディタの更新、VCLの更新、ヘルプ統合の再デザイン、ユニットテストの自動生成、クロスクラウドAPIサポートの追加が含まれています。

  • WheelhouseはC++BuilderのWindows x64サポートとWindows、MacOS Xに加えてLinux Severのサポート、具体的にはLinux上のDatasnapサーバ用のDelphi 32bitコンパイラ、新しいアーキテクチャのC++コンパイラの導入、リモートデバッグ環境のLinuxサポート、クロスプラットフォームのVCLライクなコンポーネントライブラリ、ApacheのWebModules/WebBroker統合のサポート、新しいデータバインディングアーキテクチャ、VCL/クロスプラットフォームコンポーネントライブラリへのNatural Inputの更なる統合が含まれています。

  • Commodoreはx64のフルサポート、具体的にはコンパイラ、RTL、VCL/クロスプラットフォームライブラリの全面64bitコンパイラサポート、ARMのサポート、マルチコア/マルチスレッドアプリケーション開発の拡張、パラレル化のRTLサポート、マルチコアサポートとデバッグのためのパラレル可能化ライブラリ、ソーシャルネットワーク統合が含まれています。

ということで現時点ではPulsarは2011年、Wheelhouseは2012年、Commodoreは2013年と考えるのが妥当かと(注:もっと短いサイクルでリリースされることを否定するものではありません)。またLinuxのGUIクライアントサポートは一旦消えたと思われます。

2010/08/17追記: 日本語(ロードマップそのものは英語のままですが)のアーティクルのリンクを追加しました。

2010/08/17追記: 公式フォーラムのRoadmap: Clarification Required PleaseというスレッドのAllen Bauerさんの回答によれば、PulsarにおけるDelphiのWindows x64サポートはコンパイラ、デバッガ、VCLなど全てが実装されることが目標である、とのことです。また64bit版Delphiは2011年、64bit版C++は2012年を目標としている、とも発言しています。元ねたはJolyon SmithさんXE Roadmap Clarified

2010年5月11日

RAD Studio Roadmap

RAD Studio/Delphi/C++Builderのロードマップが更新されています。

RAD Studio, Delphi and C++Builder Roadmap
RAD Studio, Delphi, C++Builder, Delphi Prism のロードマップについて

注目ポイントは、Project "Fulcrum"はWindows/MacOS Xのクロスプラットフォームで、Linuxサポートが別途Project "Wheelhouse"(操舵室)に分離された(=2011には当初含まれない可能性もある?)こと、64bit版コマンドラインコンパイラのプレビュー版が2011/1H(2011年01月から06月)にリリースされること、Project "Commodore"およびProject "Chromium"については従来の方針が維持されている(="次の次"扱いのまま)こと、あたりでしょうか。

2009年5月16日

Delphi Roadmap - "Project Commodore"

64bitネイティブ

コンパイラ、RTL(Run Time Library)、VCL(Visual Component Library)の64bitネイティブフルサポート

マルチコア、マルチスレッドアプリケーション

元ねたはRob’s Technology Corner: DelphiLive - Where is Delphi Going?Delphi Tweet Day (delphitweetday) on Twitterなど。