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2021年8月5日

DDevExtensions 2.88

Andreas HausladenさんのDDevExtensionsがDelphi 10.4.2 SydneyのCommunity Editionのリリースに伴ってアップデートされVersion 2.88になっています。RAD Studio 10.4 Sydney対応です。

DDevExtensions 2.88 for Delphi 2009-10.4.2 – Andy's Blog and Tools

2021年5月5日

マイナーリリースを区別する新しい標準条件シンボル

Delphi Master Release List · ideasawakened/DelphiKB Wiki · GitHubを見ていて気が付いたのですが、いままで標準条件シンボルの定義やCONDITIONALEXPRESSIONSではできなかった、マイナーリリース間を区別する(たとえば10.4.1と10.4.2を見分ける)ための新しい標準条件シンボルがRAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.2 Sydneyで導入されたようです。

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.1 SydneyまではSystem.pasに
const
  RTLVersion = 34.00;
 {$HPPEMIT '#define RTLVersionC 3400'}
とRTLVersionが定義(34.0)されていたものが、10.4.2 Sydneyでは
const
  RTLVersion = 34.00; RTLVersion1041 = True; RTLVersion1042 = True;
 {$HPPEMIT '#define RTLVersionC 3400'}
と、RTLVersion1041/RTLVersion1042(いずれもTrue)の定義が追加されています。10.4/10.4.1ではこれらの定義が存在せず、10.5でもどうなるのかがいまのところわかっていないので使用方法も判然としないのですが、とりあえず
{$IF RTLVersion = 34.0}
{$IF RTLVersion1042}
  Label1.Caption := 'Delphi 10.4.2.';
{$ELSE}
  Label1.Caption := 'Delphi 10.4 or 10.4.1.';
{$ENDIF}

{$ELSE}
  Label1.Caption := 'Not Delphi 10.4.x.';
{$IFEND}
こんな感じになるでしょうか。

2021年5月4日

RAD Studio/Delphi 10.4.2 RTL Patch

RAD Studio/Delphi 10.4.2 SydneyのRTL Patch 1.0がリリースされています。General Patch 1.0で不足していたRSP-33117の修正が行われます。

Delphi 10.4.2 RTL Patch

Delphi 10.4.2 RTL Patchのリリース

2021年5月1日

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.2 General/Delphi Compiler Patch

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.2 SydneyのGeneral Patch 1.0およびDelphi Compiler Patch 1.0がリリースされています。General Patch 1.0はデバッグおよびC++コンパイラ/リンカの問題(RSP-33406、RSP-33117、RSP-32951、RSP-32939、RSP-32043)を、Delphi Compiler Patch 1.0はDelphiのコンパイラおよびLSPの問題(RSP-33425、RSP-33232、RSP-32768)を修正します。

RAD Studio 10.4.2 General Patch
Delphi 10.4.2 Compiler Patch

RAD Studio 10.4.2のPatchのリリース: General PatchおよびDelphi Compiler Patch (en)

2021/05/02追記: General Patch 1.0にはRSP-33117が含まれておらず、この件に関しては別途パッチが再リリースされることになるとのことです。

2021/05/04追記: RSP-33117はRTL Patch 1.0で修正されました。

2021年2月25日

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4 Sydney Release 2 (10.4.2)

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4 SydneyのRelease 2 (10.4.2)がリリースされています。インストールには有効なUpdate Subscriptionが必要です。Registered Products Portalからダウンロードできます。

ISO for RAD Studio, Delphi, C++Builder 10.4.2
Web Installer for RAD Studio, Delphi, C++Builder 10.4.2

10.4 Sydney - Release 2 (en)
RAD Studio 10.4.2 における新機能と修正された顧客から報告された問題 (en)
List of publicly reported bugs fixed in 10.4.2

RAD Studio 10.4.2 Sydney Release 2の提供開始を発表 (en)
RAD Studio 10.4の新機能 (en)

RAD Studio 10.4.2で提供される2つの新しいVCLコントロール RAD Studio 10.4.2で提供される2つの新しいVCLコントロール (en)
RAD Studio 10.4.2で新しく導入されたインストールプロセスの自動化を容易にするサイレントインストーラ (docwiki(ja), en)
RAD Studio 10.4.2の新機能: Windowsストアのパッケージングをより簡単にするMSIXのサポート (docwiki(ja))
C++Builder 10.4.2の改良点: Split DWARFによるリンカのメモリ使用量の削減 (docwiki(ja))
Delphi 10.4.2 コンパイラ速度の改善 (en)
RAD Studio 10.4.2: IDEの機能改善
C++Builder 10.4.2のオープンソースC++ライブラリ (en)
C++Builder 10.4.2での堅牢な例外処理 (en)
リンカの支援:C++Builder 10.4.2でのDWARFとリンカのメモリ使用量の分割 (docwiki(ja), en)
RAD Studio 10.4/10.4.1からGetItを利用して10.4.2をダウンロードし、インストールする方法 (en)
Delphi 10.4.2におけるCode Insightの改善 (en)

2021年2月8日

DDevExtensions 2.87

Andreas HausladenさんのDDevExtensionsですが、GitHubでホストされています。オリジナルのリポジトリは

ahausladen/DDevExtensions: Delphi IDE Plugin

ですが、Delphi/C++Builder 10.4 Sydneyの対応は

DelphiPraxis/DDevExtensions: Delphi IDE Plugin

こちらのフォークからリリースされています。

Release DDevExtensions v2.87 Delphi 10.4 · DelphiPraxis/DDevExtensions

2020年12月18日

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.1 Sydney Apple Platforms Patch (December update)

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.1 SydneyのApple Platforms Patchのアップデートがリリースされています。2020/11/25にリリースされたApple Platforms Patchの更新で、さらにiOSターゲットでClientDataSetコンポーネントがリンクエラーになる問題(RSP-31795)、iOS SDK上のC++のいくつかの問題、iOS 14でビルドすると"unknown type name __UINTPTR_TYPE__"でエラーになる問題、iOS 14 SDKでビルドすると"invalid node: this may result from using a map iterator as a sequence iterator, or vice-versa"エラーまたはリンカエラーになる問題(RSP-31014)、DBXを参照しているとリンカエラーになる問題が修正されています。

RAD Studio 10.4.1 Apple Platforms Patch (December update)

RAD Studio 10.4.1向けPatch: Appleプラットフォームの修正(12月更新版) (en)

2020年11月25日

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.1 Sydney Apple Platforms Patch

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.1 SydneyのApple Platforms Patchがリリースされています。macOS 11.0 Big Sur上での例外送出時および終了時の問題(RSP-30000)の修正と、PAServerでXCode 12からのSDKインポート、iOS 14デバイスでのデバッグ実行のサポート(RSP-30806、RSP-31014、RSP-31667、RSP-31049)が追加されています。現時点(2020/11/25)ではIDEのGetItパッケージマネージャからのみ適用できます。Registered Products Portalからダウンロードできるようになりました。

RAD Studio 10.4.1向けPatch: Appleプラットフォームの修正 (en)

2020年11月18日

RAD Studio ロードマップ 2020/11

RAD Studio/Delphi/C++Builderのロードマップが更新されています。

RAD Studio 2020年11月付ロードマップ (en)
RAD Studio 2020年11月付ロードマップのPM解説 (en)

次期アップデートとなる10.4.2(2021/1H)と次期メジャーリリースの10.5(2021/2H)が予告されています。

また後で雑にまとめます(たぶん)。

2020年11月11日

Windows 7 SP1上のRAD Studio 10.4.1 SydneyでGetItパッケージマネージャがサーバに接続できないときの対処

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4はWindows 7上での動作はサポートされていませんが、実際には概ね動作します(インストール時には警告されます)。しかし昨日リリースされた10.4.1のCompiler and LSP Hotfixを取り込もうとしてGetItパッケージマネージャを呼び出すと、接続エラーとなってしまいます。まず最初に疑うのはオフラインでインストールしたときにGetItがオフラインモードのままになっているという件ですが、今回はこれとは違うようです。そこでIDERAのコミュニティを見ると、同様の報告がいくつもあり、その中の

GetIT Package Manager 10.4 is not working?

でJohn C7598さんが、Windows 7で以前同じような問題がありMicrosoftのKB3140245

WinHTTP が Windows での既定のセキュリティで保護されたプロトコルとして TLS 1.1 および TLS 1.2 を有効にする更新プログラム

で解決した、とのことでした。そこでこれに従ってデフォルトのセキュアプロトコルとしてTLS 1.1/1.2を有効にしたところ、正常に接続できるようになったので、手順をまとめておきます。
  1. C:\Windows\System32にあるWinhttp.dllのバージョンが6.1.7601.23375以降であることを確認します(必要に応じて更新プログラムを適用)。
  2. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp (x86/x64) および HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp (x64のみ)にDWORD値 DefaultSecureProtocols を作成し、16進値A80(10進値2688)を設定する。
  3. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\Protocols\TLS 1.1\Client および HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\Protocols\TLS 1.2\Client にDWORD値 DisabledByDefault を作成し、16進値0(10進値0)を設定する。

2020年11月10日

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.1 Sydney Compiler and LSP Hotfix

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4.1 SydneyのCompiler and LSP Hotfixがリリースされています。特定のアライメントのデータレイアウトに関する2件の問題(RSP-30890、RSP-30787)および再コンパイル時のパフォーマンスに関する3件の問題(RSP-22074、RSP-30714、RSP-30627)を修正します。Ent SKUを含めすべてのSKU向けのもの(General)と、Ent SKU以上のみのもの(Linux)の2つのhotfixがあるので注意が必要です(適用はどちらが先でも構わないようです)。現時点(2020/11/10)ではIDEのGetItパッケージマネージャからのみ適用できます。Registered Products Portalからダウンロードできるようになりました。

RAD Studio 10.4.1 Delphi Compiler and Code Completion Patch
RAD Studio 10.4.1 Delphi Compiler and Code Completion Patch for Linux

RAD Studio10.4.1向けPatch:DelphiコンパイラとLSPの修正 (en)

2020年10月6日

RAD Studio/C++Builder 10.4.1 Sydney Patch 1

RAD Studio/C++Builder 10.4.1 SydneyのPatch 1がリリースされています。C++BuilderでIDEで生成したイベントハンドラがそこに要求されるものと互換性がない場合がある問題(RSP-29734)を修正します。現時点(2020/10/06)でポータルサイトやGetIt webポータル https://getitnow.embarcadero.com/にはアップロードされておらず、IDEのGetItパッケージマネージャからのみ適用可能です。Registered Products Portalからダウンロードできます。

10.4.1 Patch 1 (C++Builder)

C++Builder10.4.1向けのPatch:イベントハンドラ生成で生じる問題の修正 (en)

2020年7月29日

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4 Sydney Patch 3

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4 SydneyのPatch 3がリリースされています。Patch 1/2同様、GetItからダウンロードできます(が、インストールは手動です)。事前にPatch 1、Patch 2を適用しておく必要があります。

30933 RAD Studio 10.4 Patch 3

ポータルサイトからもダウンロードできます。

10.4 Patch 3

RAD Studio 10.4 Patch 3が公開されました (en)

2020年5月27日

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4 Sydneyリリース

RAD Studio/Delphi/C++Builder 10.4 Sydneyがリリースされています。

30921 RAD Studio, Delphi, C++Builder 10.4 Web Install
30922 RAD Studio, Delphi, C++Builder 10.4 ISO
30923 RAD Studio 10.4 Patch 1

ポータルサイトからもダウンロード可能です(BDEはポータルサイトのみ)。またPatch 1はGetIt経由でインストールできます。
RAD Studio, Delphi, C++Builder 10.4 Web Install
RAD Studio, Delphi, C++Builder 10.4 ISO
RAD Studio 10.4 Patch 1
BDE for RAD Studio 10.4

Webインストールした場合は以下のコマンドラインでオンラインモードに切り替えないと、GetItパッケージマネージャからの各種パッケージのインストールに失敗するとのことです(やましょうさん、DEKOさん、情報ありがとうございます)。
GetItCmd.exe -c=useonline

RAD Studio Sydney ヘルプ (en)
リリース ノート (en)
インストール ノート (en)
新機能 (en)
RAD Studio 10.4 における新機能と修正された顧客から報告された問題 (en)
List of publicly reported bugs fixed in 10.4
注: 上記のヘルプ、リリースノート、インストールノートの日本語訳は不正確な(10.3 Rioのものがそのままになっている)部分があるようです。必要に応じて英語のものを参照することをお勧めします。

Delphi 10.4 Sydney is Available
RAD Studio 10.4 Now Available, Learn More

Delphi 10.4の新機能: Code Insightの再設計 (en)
Delphi 10.4の新機能: カスタム マネージド レコード (en)
RAD Studio 10.4の新機能: 新しいVCL TEdgeBrowserコンポーネント (en)
RAD Studio 10.4の新機能: VCLのコントロールごとのスタイル設定 (en)
RAD Studio 10.4の新機能: GetItパッケージマネージャーの改善 (en)
C++Builder 10.4の新機能: Win64 C++向けの新しいデバッガ (en)
Delphi 10.4におけるランタイムライブラリの強化 (en)
RAD Studio 10.4 では過去最多の問題数が修正されました (en)

RAD Studio 10.4 Patch 1: ファイルと C++ デバッグの欠落 - パッチをインストールする新しい方法も! (en)
RAD Studio Sample GitHub Repository の設定の問題があり、修正されました。 (en)
RAD Studio 10.4でデバッグ時に予期しないポップアップウィンドウが表示される症状の回避策について (en)
iOS AppStoreの1024x1024アイコン問題の回避策 (en)

RAD Studio 10.4 で変更されたFireDACトランザクション分離レベルの設定 (en)

インストール時に気を付けることがいくつかあるようです。

2019年8月13日

RAD Studio ロードマップ 2019/08

RAD Studio/Delphi/C++Builderのロードマップが更新されています。

2019年8月Delphi Androidベータプランと8月付ロードマップアップデート (en)

前回からの大きな変更として、次期アップデートとなる10.3 Rio Release 3(10.3.3)の追加(2019/4Q頃)と、それに伴う次期メジャーリリース(10.4)の2020年への延期がアナウンスされています。またC++のAndroid 64bitサポートが復活しています。

雑なまとめ:
  • 次期アップデート(10.3.3)は2019年の終わり頃
    • iOS13/macOS Catalinaサポート
    • DelphiでAndroid 64ビットをサポート
  • 次期メジャーリリース(10.4)は2020年前半
    • macOS/iOSでMetal 2をサポート
    • Androidのプッシュ通知とGoogle Playサービスの再構成
    • LiveBindingのパフォーマンス向上
    • Delphi/C++Builderとも全てのプラットフォームでメモリ管理を統一(モバイル環境でのARCサポートの削除)
    • オンライン/オフラインインストーラを統合
    • Delphiで(カスタム)マネージドレコード型をサポート
  • その次のアップデート(10.4.x)は2020年の中頃以降
    • デバッガをLLDBベースのものに統合
    • MSIXアプリケーションパッケージ形式のサポート
    • DelphiでiOS 13のシミュレータ(64ビット)をサポート
    • C++BuilderでAndroid 64ビットをサポート
    • C++BuilderにWhole Tomato Visual Assistを統合
2019年8月後半から10.3.3のNDAベータ("Sugarloaf")が開始され、Google Playストアでの展開を可能にする特別なEULAが適用されることになるとのことです。

2019年5月24日

RAD Studio ロードマップ 2019/05

RAD Studio/Delphi/C++Builderのロードマップが更新されています。

RAD Studioロードマップ(2019年5月付) (en)
2019年5月付RAD Studioロードマップへのプロダクトマネージャからのコメント (en)

今回のロードマップの注目点は
  • 次期アップデート(10.3.2)は2019年の中頃
    • DelphiでmccOS 64ビットをサポート
    • C++ Windos x64コンパイラでC++17をサポート(現在はC++11)
  • 次期メジャーリリース(10.4)は2019年末
    • macOS/iOSでMetal 2をサポート
    • LiveBindingのパフォーマンス向上
    • Delphi/C++Builderとも全てのプラットフォームでメモリ管理を統一(モバイル環境でのARCサポートの削除)
    • DelphiでAndroid 64ビットをサポート
    • オンライン/オフラインインストーラを統合
    • Delphiで(カスタム)マネージドレコード型をサポート
  • その次のアップデート(10.4.x)は2020年
    • デバッガをLLDBベースのものに統合
    • iOSでMetal GPUドライバをサポート
    • DelphiでiOS 13のシミュレータ(64ビット)をサポート
    • C++BuilderにWhole Tomato Visual Assistを統合
といったところでしょうか。ところで10.4のコードネームがついてないのは飽きちゃったんですかね。