2011年8月30日

IntraWeb 9が無償に

DelphiにはIntraWeb(VCL for the Web)がバンドルされていますが、ANSI版Delphi(5/6/7/2005/2006/2007)に対応しているIntraWeb 9 Enterprise(9.0.42)をAtozed Softwareが無償で公開しています。

Atozed Software - IntraWeb 9 Enterprise is now free!

Atozedでアカウントを作成するだけでIntraWeb 9 Enterpriseのライセンスを取得することができるようになります。ただしANSI版のみ、バグ修正なし、サポートなしとのことです。

2011年8月29日

[書籍]Delphi Developer's Guide to XML, 2nd Edition

2003/12/31発行と少々古めの本ですが、Amazon.co.jpで注文した

Delphi Developer's Guide to XML, 2nd Edition (BookSurge/amazon)/Keith Wood著/BookSurge Publishing/ISBN 978-1591098621 (ISBN 1591098629)/49.95USD(4,971JPY)

が配送されてきました(堺配送センター発で今回の配送は佐川急便)。

2011/09/02追記: Amazon.co.jpは売り切れのようですね。円高ですし、送料込みでもAmazon.comなら4,500JPY程度で買えるのではないでしょうか。

IDE Fix Pack 4.4リリース

Andreas HausladenさんIDE Fix Pack 2007およびIDE Fix Pack 2009/2010/XEがアップデートされてVersion 4.4になっています。

IDE Fix Pack 4.4 released | Andy’s Blog and Tools

2011年8月25日

Webセミナー 9月まで待てない!デベロッパーキャンプ・プレセミナー 第3回 - 「第20回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ先取り情報」

9月まで待てない!デベロッパーキャンプ・プレセミナー 第3回 - 「第20回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプ先取り情報」

第20回エンバカデロ・デベロッパーキャンプの開催概要についての説明。会場(秋葉原UDX)について。USスピーカのDavid Iさんについて。タイムテーブルについて。

G1 オープニングセッションはAppWaveについて。Team JapanAppWave - 「クライアントアプリ+ODBCドライバ+DSN」をパッケージ化可能ですも参照。

G2 ジェネラルセッションはRAD Studio XE2について。先行販売の案内も。

A3 Delphi/C++BuilderテクニカルセッションはRAD Studio XE2のDeep Dive。FireMonkey、クロス開発など。

B3 PHPテクニカルセッションはRadPHP XE2。モバイル開発、PhoneGap。

A4 Delphi/C++Builderテクニカルセッションは筑木さんによるVCLについてのあまりドキュメント化されていない/知られていない機能などについての解説。

A5 Delphi/C++Builder/PrismテクニカルセッションはRAD Studio XE2によるクラスプラットフォーム開発について。高橋さんによるMacOS X上でのリモートデバッグの方法についてのデモ。あらかじめPlatform Assistant ServerをMac OS上にインストールしておき、FireMonkeyプロジェクトを作成してターゲットプラットフォームにOS Xを追加してビルド、実行しようとするとリモートプロファイルを要求されるのでウィザードでパラメータを入力してプロファイルを作成、これで実行すれば必要なファイルの転送、リモートデバッグもあら簡単。FireMonkeyなら2D/3Dも同じように動作。

G6 ライトニングトーク。博士とドラ娘。過去のダイジェスト。参加者募集中。

懇親会もまだ参加者募集中。既にデベロッパーキャンプ申し込み済の人は同じメールアドレスで再度申し込みすればOK。

Q&A: RAD Studio XE2でもXEと同様に過去のバージョンも使えるライセンスになるとのこと。FireMonkeyアプリケーションでもIndy、SOAPクライアント、DataSnapなどネットワーク関係の機能はそのまま使える。VCLとFireMonkeyは"似ている"程度の関係。WindowsとMacOSの違いもあるので個別の対応はいずれにせよ必要。

終了。お疲れさまでした。TweetのまとめはTogetter - 「9月まで待てない!「第20回エンバカデロ・デベロッパーキャンプ先取り情報」」

RAD Studio XE2 スニークプレビュー その1

とりあえずメモ。後で追記予定。

while true do; » Blog Archive » DataSnap Mobile Connectors in RAD Studio XE2
FireMonkey Video Beta Blog
program begin end. // comments?: RAD Studio XE2 - VCL and FireMonkey (FMX) first glance comparison
Rob’s Technology Corner: New Mac and Rad Studio XE2
Native Zip file support in Delphi XE2 | TwoDesk Delphi Blog
64-bit VCL in Delphi XE2 | TwoDesk Delphi Blog
while true do; » Blog Archive » In the core of LiveBindings expressions of RAD Studio XE2
Glooscap Software: Delphi XE2 - A few of my favourite things...
Paweł Głowacki : New "TOSVersion" type in Delphi XE2
Oxygene on RemObjects TV | RemObjects Software
VCL Styles in Delphi XE2 | TwoDesk Delphi Blog
program begin end. // comments?: Forms and Data Entry Validation - Part 1
Michael Swindell » In The Words of FireMonkey Developers
RAD Studio XE2 – Setting it up for a Mac (step-by-step illustrated guide) | Reinvent The Wheel
Delphi Insider: VCL Styles in Delphi, C++Builder and RAD Studio XE2

2011年8月24日

Firebird 2.5.1 Release Candidate 1リリース

Firebird 2.5.1 Release Candidate 1がリリースされています。

Firebird: Firebird 2.5.1 Release Candidate 1 Binary Kits (download)
Firebird 2.5.1 Release Notes

MacOS X版はLion(10.7)における問題が解決次第リリースされるとのことです。

元ねたはFirebird News » Firebird 2.5.1 RC1 packages are ready.

2011/08/25追記: 正式にアナウンスされています。

Firebird: Firebird 2.5.1 Release Candidate Available

2011/09/10追記: Mac OS X 64bit版がリリースされています。

Firebird: Firebird for MacOSX updates: 2.5.1 RC1 and 2.5.0 64-bit builds

2011/09/16追記: Mac OS X 32bit版がリリースされています。

Firebird: Firebird 2.5.1 RC1 MacOSX 32-bit Builds Available

2011年8月16日

RAD Studio XE2の新機能

エンバカデロ・テクノロジーズのチーフエバンジェリストのDavid Iさん

Sip from the Firehose : Want more…Satisfaction

というアーティクルでRAD Studio XE2の新機能について書いています。

以下てきとうな訳です。
  • コンパイラ/フレームワーク
    • Delphi 64bitコンパイラ
    • Delphi OS Xコンパイラ (32bit)
    • C++ OS Xコンパイラ (32bit)
    • FireMonkeyプラットフォーム/Windows x86 (Windows XP/Vista/7/Server 2003/Server 2008/Server 2008 R2)
    • FireMonkeyプラットフォーム/Windows x64 (Windows XP/Vista/7/Server 2003/Server 2008/Server 2008 R2)
    • FireMonkeyプラットフォーム/OS X (10.6/10.7)
    • FireMonkeyプラットフォーム/iOS (4.2以降)
    • VCL/Windows x64 (Windows Vista/7)

  • IDE
    • IDEで64bit Windows向プロジェクトの構築/管理をサポート
    • IDEでOS X向プロジェクトの構築/管理をサポート

  • RTL/RTTI関係
    • 64bit Windows向Delphi RTL
    • OS X向Delphi RTL
    • OS X向C++ RTL
    • zipファイルサポート
    • RTTIでインデックス付プロパティとRTLをサポート
    • DelphiでC++のRTTIとの互換性
    • OS X向C++ Boost
    • OS X向Dinkumware製C++ RTL

  • デプロイメントマネージャ
    • DelphiアプリケーションをOS X、Windows x86、Windows x64に配布
    • C++アプリケーションをOS X、Windows x86に配布
    • Delphi/C++アプリケーションをAmazon EC2、Windows Azureに配布

  • QA測定(audits)/QA検査(metrics)
    • 測定でDelphiのポインタを解析
    • C++を測定
    • C++で静的コード検査

  • デバッグ
    • DelphiのWindows x64アプリケーションをデバッグ
    • Delphi/C++のOS Xアプリケーションをデバッグ

  • dbExpress
    • Windows x64で全てのdbExpressドライバを使用可能
    • InterBase、Firebird、Oracle、MySQL、SQL Anywhere、InformixのOS X用dbExpressドライバ
    • ODBCドライバ

  • LiveBindings
    • LiveBindingsであらゆる型のデータとVCL/FireMonkeyのあらゆるUI/グラフィック要素を接続

  • DataSnap
    • スタンドアロンDataSnapアプリケーションでHTTPSをサポート
    • DataSnapサーバでsocket接続を強制終了可能に
    • HTTPでCommunicationTimeoutを指定可能に
    • ディスパッチでJavaScript最小化
    • ヘビーウェイトコールバックでブロードキャストをサポート
    • サーバ/クライアントでコールバックチャンネルイベント
    • RESTサーバでマルチプルコールバックトンネルをサポート
    • TCP/IP上でセッションイベント
    • TCP転送コンポーネントでKeepAliveをサポート
    • 接続をモニタ/制御
    • DataSnapウィザードのソースコード(自作のウィザードを作れるように)
    • ClientDataSetがWindows x64とOS Xをサポート
    • Windows x64、OS X、Windows Phone 7用デスクトップクライアント接続
    • iOS、Android、BlackBerry、Windows Phone 7用モバイルクライアント接続

  • InterBase
    • InterBase XEデベロッパエディション(20ユーザ、80接続まで)

  • クラウドコンピューティング
    • TAzureQueueManagementでメタデータをサポート
    • Amazon Simple Storage Service(Amazon S3) API
    • Amazon Queue Service API
    • Amazon SimpleDB API

  • コンポーネント/ライブラリ
    • FastReport VCL 4 RADエディション (レポートツール)
    • Documentation Insight (XMLドキュメンテーションツール)
    • Windows x64/OS X用Indyコンポーネントライブラリ
    • Windows x64用ActiveX for Delphi
    • VCLでWindows x64をサポート
    • VCLにスタイル機能

  • Prism
    • RemObjects Oxygeneコンパイラ5.0
    • FastReport.net (レポートツール)

  • RadPHP
    • モバイルに最適化されたwebアプリケーションをビルド
    • デバイス上での表示を確認できるビジュアルモバイルデザインサーフェイス
    • PHPアプリケーションをiOS/Androidのネイティブアプリケーションに変換 (おそらくPhoneGap (wikipedia)を利用)
    • jQueryモバイルコンポーネント

2011年8月13日

C++ 2011標準規格承認

FDISとなっていたC++0xに対してISOのナショナルボディによる投票が行われ、全会一致で承認された、というニュースが入ってきました。

Sip from the Firehose : C++ 2011 standard approved by unanimous vote
C++0xが国際標準C++11へ。 - Faith and Brave - C++で遊ぼう
We have an international standard: C++0x is unanimously approved « Sutter’s Mill

これによりC++0xはC++ 2011として今年中にもISOの正式な規格として公開されることになるものと思われます。

一方でC++BuilderにおけるサポートはDavid Iさんが書いているように、来年リリースされる(ことになると思われる)XE3で、ということのようです(XE2は既にRTM寸前ですから)。MicrosoftのVisual C++はどうなるんでしょうか?

2011年8月9日

[書籍]ストラウストラップのプログラミング入門

C++の生みの親、禿校長先生Bjarne Stroustrupさんによるプログラミングの入門書、Programming: Principles and Practice Using C++ (amazon)の日本語版が遂に発売になりました。ということでブックファースト 渋谷文化村通り店で購入。

ストラウストラップのプログラミング入門 (amazon)/Bjarne Stroustrup著/遠藤美代子(株式会社クイープ)訳/επιστημη監修/翔泳社/ISBN 978-4-7981-1959-5/8,190円

どうも2分冊にするかどうかで混乱があったようですが、結局原著と同様に1100ページ超、厚さ50mmという凶器として無事に出版となったようです。しかし技術系書籍の編集者のタイトルをつけるときのセンスのなさといったら…普通に翻訳するだけでいいのに、なぜそれより酷い日本語を付け足すのかなぁ。この本はタイトルで売る本じゃないだろうに。

2011年8月8日

TStopwatch

Delphi 2010でDiagnosticsユニットが追加され、システムが高分解能パフォーマンスカウンタをサポートしていればQueryPerformanceCounter (ja)を利用し、サポートしていない場合はGetTickCount (ja)で代用することでストップウォッチ機能を(高分解能パフォーマンスカウンタ機能の有無に関わらず)統一的に扱うことができるTStopwatchレコードが使用できるようになっています。

TStopwatchの注意点としては
  • TStopwatchはレコード型であるにもかかわらず内部状態の明示的な初期化のためにconstructorclass function Createまたはclass function StartNewの明示的な呼び出しが必要(デストラクタの呼び出しは不要明示的に定義されたコンストラクタ、デストラクタは存在しない)。
  • 経過時間を示すElapsed/ElapsedMilliseconds/ElapsedTicksプロパティはStopメソッドで停止した状態でないと更新された値を取得できない計測状態、停止状態に関わらず正しい値を取得できる。
といったところでしょうか。基本的にはユニット名(Diagnostics=診断)のとおりデバッグ時などのパフォーマンス計測用と考えればよいと思います。

元ねたはMarco CantuさんDelphi 2010 Handbook

2011/09/20追記: TStopwatchその2に書いたように、状態に関わらずElapsed/ElapsedMilliseconds/ElapsedTicksプロパティは正しい値を取得できること、またCreateはconstructorではなくclass functionであることなど記述を修正しました。

2011年8月5日

RAD Studio/Delphi/C++Builder XE2情報

昨日(2011/08/04)のオークランドのWorld Premiereでワールドツアーが始まり、PulsarことRAD Studio/Delphi/C++Builder XE2の情報が少しずつ明らかになってきています(例年通りなら来週くらいからスニークプレビューも始まるのではないかと思います)。そこで現時点での情報をまとめていきます。

  • FastReportsがバンドルされる。
    公式フォーラムのEmbarcadero Discussion Forums: Nevrona Today?のBrent Roseさんの発言によれば、レポートツールとしてFast Reports Inc.のFastReportsがバンドルされることになったようです(消息不明の状況が続いているNevronaのRaveReportsも継続してバンドルされる模様)。
  • MacOSXおよびiOSアプリケーションを作成できるようになる。
    Rodrigo Ruzさんのtweet経由でSteve MaughanさんDelphi Firemonkey DemoDelphi For Macのデモビデオによると、Delphiプロジェクトとして従来のものに加えて"FireMonkey 2D Application","FireMonkey 2D iOS Application","FireMonkey 3D Application","FireMonkey 3D iOS Application"の4種類が追加されています(FireMonkeyはKSDevのVGScene/GLSceneをベースに新たに開発されたクロスプラットフォームUIライブラリで、WindowsではDirectXベース、MacOSX/iOSではOpenGLを使い2D/3D描画を行うものとのことです)。"FireMonkey 2D Application"と"FireMonkey 3D Application"は従来通りのDelphi IDE上での開発(MacOSXでは"Platform Assistant Server"によるリモートデバッグ)になりますが、"FireMonkey 3D iOS Application","FireMonkey 2D iOS Application"はMacOSX上のXCODEで実際のコンパイル、リンクを行うことで、MacOSX/iOS上で動作するアプリケーションを作成するためのもののようです。
    またエンバカデロのラテンアメリカ・カリブ地域担当プロダクトラインマネージャ・リードエバンジェリストのAndreano LanusseさんVideo: Delphi XE2 and FireMonkey app on Windows, Mac and iOS | Andreano Lanusse Blog | Technology and Software Development | DelphiのデモビデオによるとMacOSX上のXCODEへのプロジェクトのエクスポートはDelphi IDE上からメニューを選択するだけで簡単に行えるようです。
  • Windows x64サポートが追加される。
    予定通りVCL/FireMonkeyアプリケーションでWindows x64がサポートされます。
  • LiveBindingsであらゆるクラスのプロパティを関連付けることができるようになる。
    LiveBindingsを使用すると単純にインスタンスのプロパティ同士を関連付けるだけでなく、エクスプレッションエンジンによる評価値を表示させたり(この場合は単方向)、あるいは双方向にバインドすることもできます。またこのエクスプレッションエンジンはLiveBindingsからは独立しており、実行時に動的にObjectPascalを評価させることが可能とのことです。
  • RadPHPでAndroidのネイティブアプリケーションを作成できるようになる。
    RadPHP上でjQueryとPhoneGapを使用することでAndroid上で動作するネイティブアプリケーションを作成することができるようです。PhoneGapとはWikipedia (ja)によるとJavaScript、HTML、CSSを使ってモバイルアプリケーションを作成できるオープンソースのフレームワークとのことです。
  • Starter SKUも用意される。
    Pro/Ent/Arc SKUからは遅れるものの、XE2でもStarter SKUが用意されます。Starter SKUでもクロスプラットフォームは使用可能とのことです。
  • FireMokeyと従来のVCLはネームスペースで区別される。
    従来のVCLはVCL、FireMonkeyはFMXというネームスペースに含まれるようになり、これで区別されることになるようです。
  • DataSnapのクライアント側のプロキシを自動的に生成できるようになる。
    Objective-C、C#、Prism、BlackBerryなどからDataSnapサーバに接続するためのプロキシを自動的に生成することができるようになるとのことです。


元ねたは上記のリンクの他にJolyon SmithさんTe Waka o Delphi · RAD STUDIO XE2: Launch Event Report

2011/08/08追記: とりあえず現時点での情報をまとめました。

2011年8月2日

RAD Studio XE2 World Tour 2011

RAD Studio/Delphi/C++Builder XE2とそのお披露目のワールドツアーがアナウンスされています。まずは関係リンク。

RAD Studio XE2 World Tour
Sip from the Firehose : Want more…RAD Studio XE2
Delphi Insider: Win a copy of RAD Studio XE2 before you can buy it

RAD Studio XE2 and you | Reinvent The Wheel
A little bit about FireMonkey and Delphi XE2 | Andreano Lanusse Blog | Technology and Software Development | Delphi
FireMonkey Logo and Info (by Andreano)

Delphi / C++Builder / RAD Studioユーザー向け「XE2」先行販売のご案内

DelphiでMac向け開発。ネイティブクロス開発に踏み出すDelphi/C++Builder:Allegro Barbaro:ITmedia オルタナティブ・ブログ

発売は2011/09/01以降になる(2011/08/31以前ではない)模様です。既に特別バージョンアップ(2007/2009/2010/XEから)、ジャンプアップ(1.0~2006から)のキャンペーンもアナウンスされています。ところでXEの旧バージョンを利用できる件はXE2ではどうなるんでしょう。そしてStarter SKUについてもまだアナウンスがありませんは他のSKUから遅れて登場するようです(x64/MacOS XサポートやFireMonkeyなども含まれる模様)。

RAD Studio/Delphi/C++Builder XE2の新機能は以下の通り。
  • FireMonkeyと呼ばれる新しいUIフレームワークでHD/2D/3D描画をサポート
  • Delphiでx64をサポート
  • 単一ソースからプラットフォームを切り替えるだけでWindowsとMacOS Xのバイナリを生成(MacOS Xはクロス開発、リモートデバッグ)
  • DataSnapをモバイル、クラウド用に拡張(RAD Cloud)
  • LiveBindingsと呼ばれる新しいバインディングメカニズムで全てのビジュアル要素とデータソースを接続(DB系コンポーネントが不要に?)
  • VCLのルックアンドフィールをモダンなものに
  • RadPHPでモバイルデバイスに最適化されたwebアプリケーションやiOS/Androidデバイスのスタンドアロンアプリケーションを開発可能に
(以上意訳)

ワールドツアー(RAD Studio XE2 World Tour)は2011/08/04のオークランド(Auckland/NZ)でスタートし、2011/10/04のオーフス(Aarhus/DK)まで約2ヶ月に渡って各地でプロモーションが行われます。日本では2011/09/06の第20回エンバカデロ・デベロッパーキャンプがワールドツアーの一部、ということになります。また2011/09/12-14(PDT)にカリフォルニアのサンホセ(San Jose,CA/US)で行われるDelphi Live 2011でもプロモーションを行うようです。

またRAD Studio XE2のArc/Ent/Pro SKUがそれぞれ1名に当たるという抽選も行われます。申し込み期限は2011/08/31 23:59:59(PDT)です。詳しくはこのページの右上、"Enter to win a free copy of RAD Studio XE2 before you can buy it!"のリンクから。

さらに2011/08/04 17:00(JST)から開催のwebセミナー、9月まで待てない!7~8月はデベロッパーキャンププレセミナー 第2回 - 再演!「PHP Live! - ゼロから始めるPHPアプリの構築からデプロイまで」RadPHP XE2がチラっと見られるようです。

2011/08/04追記: 記事を更新しました。ワールドツアーの劈頭、オークランドはもう今日の09:00(NST)=06:00(JST)からです。

2011/08/04追記: オークランドのラウンチイベントをTe Waka o DelphiのJolyon Smithさんがレポートしています。

Te Waka o Delphi · RAD STUDIO XE2: Launch Event Report