RAD Studio, Delphi and C++Builder Roadmap
RAD Studio, Delphi, C++Builder, Delphi Prism のロードマップについて
現在進行中のプロジェクトには
- Pulsar (MacOS Xサポート)
- 64bit Compiler Preview (x64のプレビュー版)
- Wheelhouse (Linuxサポート)
- Commodore (x64サポート)
- 64bit Compiler Previewはコマンドライン版のみ、Windows x64のコード生成を可能にした新コンパイラで、2011年前半にリリース予定。
- Pulsarはクロス環境の雪辱戦で、DelphiのWindows x64サポートとMacOS X x86のサポート、具体的にはMacOS X用のリモートデバッグ環境、VCLライクなクロスプラットフォーム用のコンポーネントライブラリ、C++のエディタの更新、VCLの更新、ヘルプ統合の再デザイン、ユニットテストの自動生成、クロスクラウドAPIサポートの追加が含まれています。
- WheelhouseはC++BuilderのWindows x64サポートとWindows、MacOS Xに加えてLinux Severのサポート、具体的にはLinux上のDatasnapサーバ用のDelphi 32bitコンパイラ、新しいアーキテクチャのC++コンパイラの導入、リモートデバッグ環境のLinuxサポート、クロスプラットフォームのVCLライクなコンポーネントライブラリ、ApacheのWebModules/WebBroker統合のサポート、新しいデータバインディングアーキテクチャ、VCL/クロスプラットフォームコンポーネントライブラリへのNatural Inputの更なる統合が含まれています。
- Commodoreはx64のフルサポート、具体的にはコンパイラ、RTL、VCL/クロスプラットフォームライブラリの全面64bitコンパイラサポート、ARMのサポート、マルチコア/マルチスレッドアプリケーション開発の拡張、パラレル化のRTLサポート、マルチコアサポートとデバッグのためのパラレル可能化ライブラリ、ソーシャルネットワーク統合が含まれています。
ということで現時点ではPulsarは2011年、Wheelhouseは2012年、Commodoreは2013年と考えるのが妥当かと(注:もっと短いサイクルでリリースされることを否定するものではありません)。またLinuxのGUIクライアントサポートは一旦消えたと思われます。
2010/08/17追記: 日本語(ロードマップそのものは英語のままですが)のアーティクルのリンクを追加しました。
2010/08/17追記: 公式フォーラムのRoadmap: Clarification Required PleaseというスレッドのAllen Bauerさんの回答によれば、PulsarにおけるDelphiのWindows x64サポートはコンパイラ、デバッガ、VCLなど全てが実装されることが目標である、とのことです。また64bit版Delphiは2011年、64bit版C++は2012年を目標としている、とも発言しています。元ねたはJolyon SmithさんのXE Roadmap Clarified。
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