2011年1月17日

Visual Studio 2010の新しい"Help3"システム

Visual Studioでは2002以降で(Delphiでも使用している)Document ExplorerによるMicrosoft Help 2(.hxs)形式のヘルプシステムを採用していましたが、やはり不評だったようで、VS2010では新たに"Help3"と呼ばれるヘルプシステムを開発しました。この"Help3"作成の経緯などをMicrosoftのLibrary EXperience (LEX)チームのJeff Braatenさんが明らかにしています。

The Story of Help in Visual Studio 2010
The Story of Help in Visual Studio 2010 (Part 2)
The Story of Help in Visual Studio 2010 (Part 3)

"Help3"はヘルプシステムのパフォーマンス改善、オフライン/オンラインの切替、MSDNとの共存、ローカライズ、適切な内容のヘルプの表示、といった問題を解決するべく開発が行われました。ただ"Help3"は例によって"早すぎた"ようで、Visual Studio 2010 SP1でHelp Viewerも更新される予定です(既にベータ版が利用可能になっています)。

上記のアーティクルでも考察されていますが、現在Windows上で使用できるヘルプシステムは
の事実上4種類です。今後Delphiのヘルプシステムはどうなっていくのでしょう?

2011/01/18追記: "Help3"についてはこんなページもありました。

XLsoft エクセルソフト : Helpware Group - FAR HTML ヘルプ作成ツール - 日本語ホーム
MS Help Viewer 1.0

旧形式からのマイグレーションツールビュアー、対応オーサリングツールもあるようです。

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