RAD Studio XEではVersion Insight (ja)という形でバージョン管理システムのクライアント機能がIDEに統合され、Apache Subversion (wikipedia)のクライアントとなることができるようになりました(Version InsightそのものはSubversionに限定されるものではなく、将来的にはGit (wikipedia)やMercurial (wikipedia)などにも対応してゆくとのこと)。またDemoもSourceforgeでホストされるようになりました。しかし2010以前のユーザはこの恩恵を受けられません。そこでSubversionのWindowsにおける最も一般的なクライアントであるTortoiseSVN (日本語ミラーサイト)を導入してみるテストです。
まずはTortoiseSVNのインストールですが、Version 1.5以降ではなぜかインストーラがGDI+を必要とします。このためWindows 2000の場合は
Download details: Platform SDK Redistributable: GDI+
からWindowsXP-KB975337-x86-ENU.exeをダウンロードし、展開(実行)して、<展開先>\asms\10\msft\windows\gdiplusのgdiplus.dllをsystem32にコピーします。
次に公式サイトまたは日本語ミラーサイトから最新版(2011/01/26現在で1.6.12)のアプリケーションと日本語パッケージ(Langugage Packsの"ja")のインストーラをダウンロードします(どちらもx86とx64で別のファイルになっているので注意が必要です)。あとはアプリケーション、日本語パッケージの順にインストールし、[スタート]→[プログラム]→[TortoiseSVN]→[Settings]で設定画面を表示して、General(一般)ページのTortoiseSVNのLanguage(言語)を"日本語"に変更して適用すれば準備は完了です。TortoiseSVNのインストールについては
Subversion/TortoiseSVNのインストール - ピノキヲ IT Wiki
が参考になります。ちなみに日本語のオンラインヘルプは
TortoiseSVN
にあります([スタート]→[プログラム]→[TortoiseSVN]→[Help]と同じものです)。ひととおり目を通しておくべきでしょう。
さて、準備は完了といっても、いきなりSubversionのサーバを立てて、というのはいささかハードルが高いので、Nick HodgesさんのThe Best way to Get TSmiley, or…. A Subversion Primerに従ってTSmileyをチェックアウトしてみることにしましょう。
まずTSmileyをチェックアウトするフォルダを用意します(ここでは"D:\SVN\TSMILEY"とします)。エクスプローラからこのフォルダを右クリックし、コンテキストメニューから"SVNチェックアウト"を選択します。チェックアウトダイアログでリポジトリのURLを"https://tsmiley.svn.sourceforge.net/svnroot/tsmiley"、チェックアウトディレクトリは"D:\SVN\TSMILEY"のままとして[OK]をクリックするとチェックアウトが始まります。チェックアウトが終了したらエクスプローラで"D:\SVN\TSMILEY"を見てみましょう。確かにTSmileyのファイルがチェックアウトされています。
とりあえずここまで。
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