2009年4月1日

NTPサーバの存在しないワークグループでPCの時刻を同期する

いまどきはPCの時刻同期に(S)NTPを使うのが普通ですが、NTPサーバが存在しない(アクセスできない)ワークグループ環境ではnet timeコマンドを使用する方法もあります。

net time \\<servername> /set /y
<servername>はリモート(時刻を合わせる相手)のコンピュータ名です。

この方法ではローカルのログオンユーザとパスワードの組み合わせでリモートにアクセスできる必要があります。ローカルのログオンユーザ以外のユーザでリモートにアクセスする必要がある場合はnet useコマンドでリモートの管理共有IPC$に接続してからnet timeコマンドで時刻を同期します。

net use \\<servername>\IPC$ <password> /user:<username> & net time \\<servername> /set /y
<username><password>はリモートに接続することができるユーザ名とパスワードの組み合わせです。

定期的(1日1回やログオン時など)に時刻同期を行いたい場合はこれらのコマンドをバッチにしてタスクスケジューラに登録するという方法があります(タスクスケジューラで起動時を指定しても、(少なくともWindows XPでは)うまく動作しなかったため、次善の策でログオン時を指定するのがよいと思われます)。

元ねたはITPro(要登録)の時刻を同期する「net time」/「w32tm」net timeコマンドnet useコマンドを使ってワークグループ環境で事前にWindows認証を受けるあたり。

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