例年通りだとあと2ヶ月ほどで発売になるものと思われるRAD Studio XE3について、気になる情報が出ています。
Embarcadero adopts open source Clang for future C++ versions « Tim Anderson’s ITWriting
Tim AndersonさんがDavid Iさんに聞いたという話では、XE3(の少なくとも最初のリリース)ではClang+LLVMへの移行はC++/x64のみで、C++/x86やDelphiについては現状のコンパイラが使用される、ということのようです(行間を読めば、C++/x86はひょっとしたらアップデートで入れ替えがあるかもしれないけど、Delphiは明らかにXE4待ち)。これはちょっと問題です。同じC++のソースコードがx86とx64でコンパイルできたりできなかったりといった状況は、せっかくの"C++ is Back"に水をさすものではないでしょうか?次のメジャーリリース待ちということではなく、なるべく早い時期にC++のコンパイラがClang+LLVMで統一されることが望ましいと思います。
直接関係ありませんが、AppleのChris LattnerさんがLLVMのアーキテクチャを解説した記事がありました(The Architecture of Open Source Applications Volume Iという本の一部でもあるようです)。
The Architecture of Open Source Applications: LLVM
元ねたはどちらも公式フォーラムのEmbarcadero Discussion Forums: LLVM based Compiler for Delphi。
2012年7月6日
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