2010年12月17日

InterBaseのバックアップ、ジャーナル機能

かなり前になりますが、InterBase 2007以降の新機能の物理バックアップ、ジャーナル関係の興味深いアーティクルがいくつか。

InterBaseのバックアップ機能について
InterBaseのジャーナル機能について
InterBase 2007稼働中にシステム時間を変更した場合の影響について

てきとうな要約:
  • InterBase 2007以降では
    • 従来のフルバックアップ("gbak -b"でODS非依存のバックアップファイルが作成される)
    • 物理バックアップ("gbak -d"で現状の.IBのコピーが作成され、"gbak -d"毎に変更のあったページのみがインクリメンタルに更新される)
    の2種類のバックアップが可能。物理バックアップしたファイルは読み込み専用の状態になっており、"gfix –mode read_write"で書き込み可能(つまりオリジナルと同等)になる。
  • 一方InterBase 2007以降のジャーナルはデータベースに対して"CREATE JOURNAL"とすることでジャーナルファイルが作成されるようになる。更に"CREATE JOURNAL ARCHIVE"とすることでジャーナルアーカイブ機能が有効になり、この状態で"gbak –archive_journals"でジャーナルアーカイブファイルが、"gbak –archive_database"でアーカイブデータベースダンプファイルが、それぞれ作成される。このジャーナルアーカイブファイルとアーカイブデータベースダンプファイルを使用して"gbak –archive_recover"とすることでデータベースを復旧することができる。ジャーナル関係のファイルはバックアップ関係のファイルとは異なりプラットフォーム依存。
  • 運用中にシステム時刻が変更された場合、物理バックアップのインクリメンタルな更新やジャーナルに影響を及ぼすので要注意。

InterBase Serverサービスを停止しなくても"gbak -d"で安全にコピーが取れるようになったということですね。

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