2010年10月28日

CodeRage 5 セッションリプレイ

CodeRage 5セッションリプレイが見られるようになりました。

個人的に要チェックなセッション(全部は無理だろうけど):
また一部ですがスピーカの方々によるセッション資料、サンプルコードの公開も行われています。

Marco Cantuさん(Day 1: Session 1/2, Day 2: Session 14/15)
CodeRage 5 Slides and Code Downloads

Cary Jensenさん(Day 2: Session 20)
28044 CDSDemo Simple ClientDataSet Demonstration

John Kasterさん(Day 5: Session 57)
28067 Deep dive into dbExpress CodeRage 5 slides
DbxUtils(svn)

2010年10月25日

WMI Delphi Code Creator

RRUZ(Rodrigo Ruz)さんによるDelphiでWMI(Windows Management Instrumentation)を扱うコード(コンソールアプリケーションおよびアクセスメソッド)を生成するツール。興味深い。とりあえずメモ。

WMI Delphi Code Creator « The Road to Delphi – a Blog About Delphi Programming (mostly)

ただしWindows 2000では正常に動作しません(GetText_メソッドがサポートされていないというエラーが発生します)。

2010/10/26追記: WMI Delphi Code Creatorが1.0.0.1から1.0.0.11に更新されています。

WMI Delphi Code Creator – New Features « The Road to Delphi – a Blog About Delphi Programming (mostly)

インストーラ形式になったほか、生成したコードを直接コンパイル/実行したりDelphiのIDEで開く機能や、WMIのメソッド呼び出し/イベントのサポートなどが追加されています。

2010/11/29追記: OSによりWMIのインタフェースのサポートするメソッドが異なるので注意しましょう、という補足記事が出ています。

Be careful when you import the Microsoft WMIScripting Library « The Road to Delphi – a Blog About Delphi Programming (mostly)

てきとうな要約: Microsoft WMIScripting LibraryをDelphiのインポートウィザードで取り込んで生成したWMIのインタフェースは環境(というより"%System32%\wbem\wbemdisp.TLB")に依存してしまうため、新しいOSで追加されたインタフェースには気をつける必要がある。環境に依存しないようにするには、対応する予定のOSの最も古いもののインタフェースのみを使用する。例としてあげられているISWbemObjectSetのItemIndexメソッドはWindows XPには存在しないがWindows 7には存在するため、気付かずにItemIndexを使用しているとWindows XPで実行時にアクセスバイオレーションを引き起こしてしまう。これを防ぐにはItemIndexを使用せず、代わりに_NewEnumメソッドで取得したIEnumVariantインタフェースのNextメソッドを使用する。

2010年10月22日

InterBase XEリリース

どうやらInterBase XEがリリースされているようです。バージョンはWindows x86が10.0.0.247、Windows x64が10.0.0.258となっています。まだ日本語の情報は出ていないようなので、英語の登録、導入、ライセンスに関する情報のリンクを再掲しておきます。

Embarcadero InterBase News - New InterBase XE
Download a Free Trial for InterBase

Installation, Registration, and Licensing Information for Embarcadero ® InterBase® XE
InterBase XE Readme

2010年10月21日

Firebird 2.5 日本語インストーラリリース

Firebird日本ユーザ会からFirebird 2.5(Win32)の日本語インストーラがリリースされています。ただし
本インストーラーのFirebirdは、はやしがMS VisualStudio2008でビルドしたものです。公式に配布されているバイナリはVisualStudio2005でビルドされているもので、必要なMSのランタイムライブラリのバージョンが違っています。必要なランタイムライブラリはインストーラーがインストールしますが、問題がある場合には英語版の公式インストーラーをご利用下さい。
とのことなので注意が必要です。ダウンロードページからダウンロード可能です。

元ねたはFirebird News » Japanese Firebird 2.5.0 installer is ready (Windows 32-bit versions)

2010年10月15日

FFR yarai 脆弱性防御機能 for Windows 2000 動作検知用スクリプト

Windows 2000(Service Pack 4)は2010/07/13で延長サポートフェーズが終了しています。企業などでは延長サポートが終了したOSはPCごと更新してしまうのが望ましいわけですが、色々な(お金やリソースの)事情でなかなか更新できない、ということもあります。そのような場合の延命策のひとつとして、フォティーンフォティ技術研究所(FFR)のFFR yarai 脆弱性防御機能 for Windows 2000(yarai2000)を導入している場合もあるのではないでしょうか。ところがこのツール、異常な動作を検知してもイベントログにイベントを記録するだけで、ユーザに明示的に通知するようにはなっていません。そこでyarai2000がイベントログにイベントを追加するのを監視して、エラーダイアログを表示するスクリプト(VBS)をでっち上げてみました。
strComputer = "."

Set objWMIService = GetObject("winmgmts:{(Security)}\\" & _
                              strComputer & "\root\cimv2")

Set colMonitoredEvents = objWMIService.ExecNotificationQuery _
                         ("Select * from __InstanceCreationEvent Where " & _
                          "TargetInstance ISA 'Win32_NTLogEvent' " & _
                          "and TargetInstance.SourceName = 'yarai ZDP' ")

Do
  Set objLatestEvent = colMonitoredEvents.NextEvent
  If objLatestEvent.TargetInstance.EventCode = 1 Then
    Call MsgBox("FFR yarai 2000が異常を検知しました。" & _
                vbCrLf & vbCrLf & _
                "メッセージ: " & _
                objLatestEvent.TargetInstance.Message & _
                "イベントコード: " & _
                objLatestEvent.TargetInstance.EventCode, _
                vbYes + vbError,"Error")
  End If
Loop
このスクリプトを拡張子.vbsで適当な場所に保存し、
%windir%\system32\cscript.exe <scriptfile>
(<scriptfile>は保存したスクリプトのフルパス名)という内容のコマンドラインをスタートアップで最小化状態で起動しておけば、yarai2000が異常を検知したときにエラーダイアログを表示して知らせてくれます。

元ねたはMicrosoft | TechnetHey, Scripting Guy! イベント ログで特定のイベントの発生を監視する方法はありますかHey, Scripting Guy! イベント ログ メッセージに特定の単語が含まれるかどうかを監視する方法はありますかスクリプトとは何ですか | スクリプト センターあたり。

2010年10月12日

Delphiのインラインアセンブラ解説

Ernesto De SpiritoさんによるDelphiのインラインアセンブラに関する解説。興味深い。とりあえずメモ。

Inline Assembler in Delphi
将来のMacOS XやLinux、x86以外のCPU(x64、ARM...)のサポートを考えれば、インラインアセンブラは使わない方向に向かうのでしょうが。

2010年10月8日

FastMM 4.97リリース

忘れかけていましたが、FastMMのVersion 4.97がリリースされています。

元ねたは公式フォーラムのThread: FastMM 4.96 available。なにやらマルチスレッド環境下のLockの問題で揉めているようですが…。

2010年10月5日

Delphiのメモリマネージャ(その2)

以前のアーティクルで標準メモリマネージャ、FastMM中村さんのNkMMの3種類のメモリマネージャについて触れましたが、これ以外に2種類のメモリマネージャを見つけました。

TopsoftwareのIvo TopsさんによるTopMemoryManager(最新版はv3.55)は、標準メモリマネージャやFastMMに比べて特にマルチプロセッサ、マルチスレッド環境下でのパフォーマンスが優れているとのことです。ドキュメントによれば特にライセンス条件はなく、自由に使用して構わないようです。

一方でIntelのTBB(Threading Building Blocks)を使用したZach SawさんによるTBBMM(最新版は09-09-2010)というものもあります。こちらはBorlndMM.dllを置き換えてTBBを呼び出すようにするようです。TBBのライセンスは"GPL v2 with Run-time Exception"となっていて、商用製品にも組み込み可能なようです。XLsoftのIntel TBBの"お知らせ"のFAQの項にある
TBB ライブラリーのオープンソースは GNU Runtime Exception (GNU GPLv2) を採用しています。そのため、TBB ライブラリーのソースコードに何も変更を加えていない場合はソースコード開示義務は発生しないとインテル社では考えております。最終的には御社法務ご担当者のご判断に基づきます。
という表現からも特に問題にはならないと思われます。これ以外のTBBMM.dllとBorlandMM.dllは自由に配布してよい、となっています。

元ねたは公式フォーラムのThread: FastMM 4.96 available

2010年10月4日

Firebird 2.5リリース

長い間登場が待ち望まれていたFirebird Ver2.5が(ついに)リリースされています。

Firebird File Repositories(download)
Firebird 2.5 Release Notes

また2010/10/05 01:00(JST)からFirebird Foundation代表のPhilippe MakowskiさんとリードデベロッパのDmitry YemanovさんによるLaunch Webinarが行われます。

2010年10月1日

2010/10開催のウェブセミナー

2010/10/04 21:00-2010/10/05 09:45(JST) CodeRage 5 Day 1
2010/10/05 21:00-2010/10/06 09:45(JST) CodeRage 5 Day 2
2010/10/06 21:00-2010/10/07 09:45(JST) CodeRage 5 Day 3
2010/10/07 21:00-2010/10/08 09:45(JST) CodeRage 5 Day 4
2010/10/08 21:00-2010/10/09 03:45(JST) CodeRage 5 Day 5
2010/10/21 17:30-18:30(JST) 10/21 - Webセミナー「RadPHPで始めるビジュアルWebプログラミング」

CodeRage 5は英語で深夜で、となかなか厳しいですが、面白そうなセッションが結構ありますし後でセッションリプレイが見られるようになるとのことなので、可能な範囲でトライしてみましょうか。