以前クリティカルセクションの仕様変更の影響について触れましたが、この件に関連して、CriticalSectionに代わる非公開機能の"keyed events"に関する興味深い記事を見つけました。
Windows keyed events, critical sections, and new Vista synchronization features(Joe Duffy's Weblog)
とってもいいかげんな要約: クリティカルセクションはWindows 2000以前の実装ではSMP上でのパフォーマンスのボトルネックになってしまっていた。これを改善するためにWindows 2000で仕様を変更したが、今度は信頼性を損なうことになってしまった。これを解決するためにWindows XPで新たに非公開の"keyed events"が作られ、Windows Vistaではその実装が改善された。ハンドルとノンページメモリを圧迫しない新しい同期機能としてユーザモードのコードからも利用可能になることを期待している。
もう少し詳しい話がWindows Internals, Fifth Edition (amazon)にあるそうですが、日本語訳はいつ出るんでしょうか…。
元ねたは江添さんの本の虫: keyed-eventsとNyaRuRuさんのTwitter上の2010/07/24-25あたりの発言。
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