2012年1月27日

Firebirdロードマップ(2012/01)

ちょっと前のことになりますが、Firebirdのロードマップが更新されています。

Firebird: Roadmap

てきとうな要約:
  • 1.5 - 1.5.6が最終版で、今後公式にリリースされることはない。ただし新しいバージョンからバックポートされたバグフィックスを含む修正版が必要と判断した場合はIBPhoenixから商用製品としてリリースされるかもしれない。
  • 2.0 - 2.0.6(2010/06)が最新版で、年1回のメンテナンスサイクルでのリリースが宣言されている。次のリリース(2.0.7)は2012年のQ1を予定。
  • 2.1 - 2.1.4(2011/03)が最新版で、こちらも年1回のメンテナンスサイクルでのリリースが宣言されている。次のリリース(2.1.5)は2012年のQ3を予定。
  • 2.5 - 2.5.1(2011/10)が最新版で、年2回のメンテナンスサイクルでのリリースが宣言されている。次のリリース(2.5.2)は2012年のQ2を予定。
  • 3.0 - 現在開発中の最新版で、Alpha 1は2012年のQ1にリリースを予定。キーポイントは以下のとおり。
    • 新しい認証サブシステム、構成サブシステムを含む、改訂されたアーキテクチャ
    • 共有ページキャッシュを備えたスケーラブルなマルチスレッドエンジン
    • 新しいシステムテーブル、モニタテーブルを備えた新しいODS(Version 12)
    • JavaやC++などによる外部ストアドプロシージャ、トリガ、関数
    • 作り直されたオプティマイザと新しいデータアクセスメソッド
    • セキュリティの強化
    • さまざまなSQL拡張

元ねたはFirebird News » Firebird Roadmap updated for January 2012

2012/03/18追記: Firebird News » Firebird roadmap has been updatedからの情報で、ロードマップが一部変更されています。具体的には、
  • 2.0は現在2.0.7がRC1(これは変更なし)
  • 2.1は若干早まって2.1.5を2012年のQ2に予定
  • 2.5も若干早まって2.5.2を2012年のQ2に予定
  • 3.0は逆にAlpha 1を2012年のQ2に遅らせる
ということで、3.0の開発を遅らせてその分のリソースを2.1/2.5に振り分けることにした、という話のようです。

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