2011年7月19日

デバッグ時にEIPを移動する

RAD Studio/Delphi/C++Builder 2010以降のIDEのデバッガ上でプログラムをデバッグ実行しているときに(ブレークポイントにヒットするなどして)実行が停止した状態で、次に実行する行を示す矢印(Instruction pointer symbol)を他の行にドラッグすることで任意の場所から実行を継続することができる、という機能が追加されています。同一ソースファイル上であれば別の関数のコードに移動することもできますが、実際に実行を継続すると概ねエラーになります(スタックの状態とか自動変数のことを考えれば当たり前ですけど)。

ヘルプを確認してみるとDelphi 2010 および C++Builder 2010 の新機能 - RAD Studio (日本語)のコード エディタの変更点の最後に
アイコンのドラッグ アンド ドロップ: コード エディタ ウィンドウの左マージン領域で、特定のアイコンを移動できるようになりました。 たとえば、
(略)
指示ポインタ記号: このアイコンは、(デバッグ中に)次に実行するコード行を示します。

とこっそりと書いてありますが、気づいていませんでした。過去のデベロッパーキャンプで聞いたことがあるような気もしますが、すっかり忘れていたのでとりあえずメモ。

元ねたはMarco CantuさんDelphi 2010 Handbook

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