2011年5月24日

よりよいQCレポートの書き方

エンバカデロのQualityCentralのSysopの一人であるUwe SchusterさんHow to improve your QC reports?(QCレポートを改善する方法)というアーティクルを書いています。興味深い。

てきとうな要約: まず、最大の誤りは問題をレポートしないことです。なぜならあなたがその問題は修正されると思っていない、ということだからです。
  • Build No
    ここにはRAD Studioのフルバージョン番号を記入する(XE Update 1なら15.0.3953.35171)。これはどのUpdate/Hotfixを適用した状態なのかを知るために重要。
  • Language/Nationality
    ローカライズとは関係のない問題では"US"。表示の欠けや誤訳などのローカライズに関係する問題ではその言語を選択。不必要に言語を指定するとまずローカライゼーションチームに回されるため修正まで時間が掛かるかも。
  • Type and Severity
    この2つの項目は全てのユーザの視点で指定するべきで、高すぎる評価はSysopやQAによって修正されることがある。またコンパイラによる内部エラー("Fxxxx Internal Error")はTypeを(Crash/Data loss/Total failure)とする。
  • Steps
    Stepsには明白であっても予想される動作と実際の動作を記入する。レポートをOpenにするためには再現可能でなければならない。テストケースのないコンパイラの内部エラーは既存のレポートと重複しているものとして扱われ、修正されない可能性が高い(原因が異なっていても同じエラーになるので)。
  • Automated Reports
    IDEがJCLスタックトレース機能を使って生成するものでAIRレポートとも呼ばれ、QCのDelphi.NETに分類される。これは過去の経緯によるものなので、気にせずそのまま(Delphi/C++Builderプロジェクトに変更したりせず)送信する。
  • Voting
    新しいvoteシステムは2007年から使用されており、それぞれのレポートに+/-10の範囲でvote(投票)することができる。webクライアントは新しいvoteシステムに対応しておらずvote値を指定できないので、Win32クライアント(かQC Plus)を使用するのが望ましい。
  • Questions
    QCレポートの扱いについて質問がある場合はForum: QualityCentralへ。


QualityCentralのレポートの書き方に関しては以下のアーティクルも参考になります。

Quality Centralでのバグレポートのコツ
Quality Centralの基礎知識 - Delphi 2009 特集
バグレポートの際のコツ - Delphi 2009 特集
QualityCentral の Tips
Quality Central についての基礎知識

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