Cris Bensenさんが先日のCodeRage 4で使用したタッチアプリケーションのデモについて説明しています。
Touch Demo Part IではまずフォームにDirect2Dサーフェースを用意します。WM_ERASEBKGNDメッセージハンドラではバックグラウンドの消去をしないようにして、オーバライドしたPaintでダミーの描画を、同じくオーバライドしたResizeでDirect2Dサーフェースのリサイズを行うようにします。
Touch Demo Part IIでは1秒あたりの描画フレーム数を計測、描画する処理を追加して、10msec毎に再描画を発生させます。
Touch Demo Part IIIではタッチした位置をグラフィカルに表示するためのTGlowSpotとそのリストを用意して、これらをPaintで描画するようにします。WM_TOUCHメッセージハンドラでタッチしたポイント(複数)に対応したTGlowSpotを生成するようにして、最後にRegisterTouchWindowとUnregisterTouchWindowでこのフォームでWM_TOUCHメッセージが発生するようにします。
Touch Demo Part IVではイナーシャ(inertia/慣性)をサポートするためにTGlowSpotに_IManipulationsEvents COMインタフェースを追加してその処理を行わせ、最後にマウス動作をタッチ動作に統合します。
デモはこれで完成、ということでソースコードがCodeCentralで公開されています。
27469 Touch Demo
2009/11/20追記: Part IVの内容を追加しました。
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