- コンパイラ/Delphi
- 新しい"delayed"ディレクティブでDLL内の関数のロードを実行直前まで遅延することができるようになります。詳細はAllen BauerさんのProcrastinators Unite… Eventually!とその続きのExceptional Procrastination。
また高橋さんがdelayedディレクティブを実際に使用する方法を紹介しています。詳細はTeam JapanのDelphi 2010: 新機能 delayed ディレクティブ。 - IDE/言語構成ツール
- 言語構成ツールでIDEのUIとライブラリの言語を切り替えることができます。詳細はAndreas HausladenさんのRAD Studio 2010 now speaks multiple languages。
- DataSnap/REST+JSON
- DataSnap上でREST経由でJSON形式のデータをやり取りする方法を高橋さんが紹介しています。詳細はTeam JapanのDelphi 2010: DataSnap 2010でREST,JSONを試す。
- IDE/オブジェクトインスペクタ
- コンポーネントのプロパティエディタをオブジェクトインスペクタ最下段の"verbs"エリアからも呼び出すことができるようになります。詳細はPaweł GłowackiさんのRAD Studio 2010 - Object Inspector "verbs" area。
- VCL/JSON
- TJSONMarshal/TJSONUnMarshalを使用してクラスインスタンスをマーシャリング(シリアライズ/デシリアライズ)することができます。詳細はDaniele TetiさんのCustom Marshalling/UnMarshalling in Delphi 2010。
- コンパイラ/RTTI
- RTTIについてのまとめ。
詳細はWings of WindさんのCommunity pulse: CodeRage 4, RTTI Reloaded。- TRTTIContextはレコード型で、Create/Freeで生成、破棄する必要はありません。
- RTTI用のデータで実行ファイルのサイズは大きくなります。
- RTTIを使用するとprivateメンバにもアクセスできます($RTTI指令でメソッド、フィールド、プロパティの別に可視範囲を指定します)。
- 実行時情報を元にどのメソッドでも呼び出すことができます。
- TValueはバリアント型のように使用できます。
- コンパイラ/クラスコンストラクタ/クラスデストラクタ
- 従来initialization/finalization部に記述していた処理をクラスコンストラクタ、クラスデストラクタに置くことができるようになります。クラスコンストラクタはinitialization部よりも前に、クラスデストラクタはfinalization部よりも後に実行されることが保証されています。これによりクラス依存のコードをそのクラスの外側に記述する必要がなくなり、リンカが不要なコード/データを外すことが容易になります。詳細はAllen BauerさんのClass (, Static, or Shared) Constructors (and Destructors)とその続きのClass Constructors. Popping the hood.。
2009年9月7日
RAD Studio 2010の新機能その12
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