1.まず普通にアプリケーションを作成する。このときプロジェクトオプションでランタイムテーマを一旦有効にしておく。
2.実行プログラムをリソースエディタ(今回はXN Resource Editorを使用)で開き、左側のツリーペインで"XP Theme Manifest"→"1"→"日本語"でマニフェスト部分を表示させて全て選択してCtrl-Cでコピーし、UTF-8を扱えるエディタに貼り付ける。
3.level="asInvoker"の"asInvoker"を"requireAdministrator"に書き換えてファイルを拡張子.manifest、文字コードUTF-8で保存する。
4.マニフェストをリンクするための.rcファイルを作成する。内容は
1 24 "<manifestfilename>.manifest"
の1行だけ(<manifestfilename>には3.でマニフェストを保存したときのファイル名を入れる)。5.プロジェクトオプションでランタイムテーマを無効に設定する。
6.プロジェクトマネージャで実行ファイルを右クリック→"追加"で4.の.rcファイルを指定する。これでDelphi2007ではプロジェクトソースの最初のところに
{$R 'XYZ.res' 'XYZ.rc'}
という1行が挿入される。8.プログラムをコンパイルしなおす。これで改変したマニフェストがリンクされた実行ファイルができているはず。リソースエディタで"XP Theme Manifest"の内容がlevel="requireAdministrator"となっていることを確認。
このプログラムをWindows Vista上で実行すると例のUACのダイアログが表示され、実行を許可するとプログラムが管理者権限で動作するはずです。
元ねたは第4回デベロッパーキャンプの【G4】テクノロジープレビュー「Delphi 2007 for Win32によるWindows Vista対応」から。
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