RAD Studio/Delphi/C++Builderのロードマップが更新されています。
RAD Studioロードマップ(2018年8月付) (
en)
August 2018 Roadmap Commentary from Product Management
注目点をいくつかピックアップしておきます。
- 次期リリース(10.3 "Carnival")は2018年後半
- IDE Fix Packから一部の修正をバックポート
- Object Pascalではレコード型関係の強化(ジェネリックス向)
- Clang/LLVMベースのC++ Windows/x86コンパイラのC++17対応
- AndroidでZオーダのサポート、ネイティブコントロール
- Android 8.0/API level 26対応
- macOS 64ビット版はAppleの方針変更に伴って優先順位が若干下がり2019年の10.3.xに持ち越し(Delphi/C++Builderとも)
- 10.3.xではWindows x86以外のC++コンパイラのC++17対応
- Androidの64ビット対応はさらに後(2019年後半以降)の10.4で
- Object Pascalのnull許容型やその他の言語機能拡張も10.4に持ち越し
全般的にはサブスクリプションが前提になっていることをいいことに、ずるずるといろんなものが後回しになっている、という気もします。品質向上はいいことですが。