2011年12月30日

Microsoft OOB Update 2011/12

Microsoftの定例外のセキュリティアップデートがリリースされています。
MS11-100

2011年12月28日

IDE Fix Pack 4.6.1リリース

Andreas HausladenさんIDE Fix Pack 2009/2010/XE/XE2がアップデートされてVersion 4.6.1になっています。このバージョンではバグフィックス2件のみで機能的な追加変更は含まれていないとのことです。

IDE Fix Pack 4.6.1 – bugfix release | Andy’s Blog and Tools

2011年12月20日

RAD Studio/Delphi/C++Builder XE2 Update 3 Hotfix 2

RAD Studio/Delphi/C++Builder XE2 Update 3のHotfix 2(Ent/Arc/Ult SKUのみ)がリリースされています。
  • QC101807 Update 3適用後にAndroid用モバイルコネクタのDSRESTSSLFactory.javaが不足する
という問題を修正するものです。

28672 HotFix 2 for Delphi, C++Builder and RAD Studio XE2
C++Builder XE2/Delphi XE2/RAD Studio XE2 向け Hotfix 2
Hotfix 2 for C++Builder XE2, Delphi XE2 and RAD Studio XE2 is now available

2011年12月19日

FastReport 4 VCL日本語版

Delphi/C++Builder XE2ではFastReport 4 RAD Editionが標準でバンドルされるようになりましたが、先週のデベロッパーTVでもちょっと話が出ていた製品版の日本語版が2012/01/13に発売されるようです。

レポーティングソリューション FastReport VCL | 製品概要
リオスe-Shop/商品一覧ページ

エージーテックさんのページでは1月中旬以降正式リリースとなっていますが、リオスe-Shopさんでは2012/01/13発売と日付まで出ています。またリオスe-Shopさんでは2011/11/21から

キャンペーン期間中にご成約いただきますと、まずは英語版をお送りし、日本語版販売時に優先して、日本語版をお送りします。
(同じライセンス番号で動作しますので、日本語か英語のどちらかでご利用できます)
という「先行販売割引キャンペーン」(42,000円)をやっています。ちなみにこれはEnterprise Edition/Single license相当(Fast Reports Inc.から直接買えば349.00USD=27,000JPY)ですので、日本語に翻訳されていることに15,000円出せるかどうか、ということになるのかと。実際に仕事で使うなら許容範囲でしょうか。

2012/01/16追記: FastReport VCLの日本語版がリオスe-Shopで販売開始になっています。

レポーティングソリューション FastReport VCL | 製品概要
リオスe-Shop/商品一覧ページ

2012/01/18追記: 製品版のFastReportをインストールするためにバンドル版をアンインストールするとコンポーネントの登録が全て削除されるという不具合(QC102274)が報告されており、Team Japanに詳細と対応策が解説されています。

Team Japan » Delphi/C++Builder/RAD Studio XE2のUpdate3 で FastReportをアンインストールすると..

2011年12月16日

IDE Fix Pack 4.6リリース

Andreas HausladenさんIDE Fix Pack 2009/2010/XE/XE2がアップデートされてVersion 4.6になっています。

IDE Fix Pack 4.6 (supports XE2 Update 3) | Andy’s Blog and Tools

Delphi/C++Builder XE2 Update 3

かねてからの噂どおりDelphi/C++Builder XE2のUpdate 3がリリースされています。

28670 Update 3 for Delphi, C++Builder and RAD Studio XE2
Update 3 for Delphi XE2, C++Builder XE2 and RAD Studio XE2
XE2 Update 3 のリリース ノート - RAD Studio XE2 (en)
Delphi XE2/C++Builder XE2 Update 3 における不具合修正リスト (en)

Update 3ではTButtonのModalResultプロパティで使用するいくつかの値の定義が変更されています。またコンパイラ内の一部の構造体の変更に伴いAndreas HausladenさんIDE Fix Pack 2009/2010/XE/XE2 4.5が動作しなくなっています(既に4.6がリリースされています)。

TButtonのModalResultプロパティで使用する値の件はUpdate 3のリリースノートに明記されただけで、実際にはXE2 RTMにおける変更のようです(QC100283)。まずTButto.ModalResultの型はTModalResultですが、TModalResultは列挙型ではなく単に
  TModalResult = Low(Integer) .. High(Integer);
と実質的にIntegerであり、それぞれの値(mr...)は該当するボタンのID(ID_...)と同値で、XEおよびそれ以前ではControls.pasで、XE2ではSystem.UITypes.pasで定義されています。Update 3のリリースノートからリンクしているBob SwartさんのXE2 values of mrAll, mrNoToAll, mrYesToAll and mrCloseというアーティクルで詳しく考察されていますが、XEではmrCloseがmr...の最後(mrYesToAllの次)になるように定義されているのに対し、XE2ではmrHelp、mrTryAgain、mrContinueと共にmrNoの次になるように移動し、その後にmrAll、mrNoToAll、mrYesToAllとmrYesToAllが最後になるように定義が変更されています。さらにTModalResultは列挙型でないためdfm上は数値として記録されているため、XEまでのコード(フォームデータ)でModalResultにmrAll、mrNoToAll、mrYesToAll、mrClose(8~11)と設定していたものをXE2に取り込むとmrClose、mrHelp、mrTryAgain、mrContinueに変化してしまう、ということになります(あるいはソースを共用している場合は逆のことも起きます)。基本的にbreaking changeということであり、個別に対策するしかないのですが、上記のBob Swartさんのアーティクルにはこの問題を指摘してくれるScanDFMというツールがリンクされています。

2012/02/10追記: ModalResultの定義値の変更の件を補足しました。高橋さん、情報ありがとうございます。

2011年12月14日

2011年12月7日

Asphyre Sphinx 2

Delphi/C++Builder上で2D/3Dグラフィックスを扱うライブラリとして以前取り上げたAsphyre Sphinxですが、メジャーバージョンアップした2.0.0がリリースされています。

Asphyre Sphinx 2

Delphi XE2 Update 1に対応しており、Windows x86/x64およびMacOS X/iOS上のDirectX 7/DirectX 9/DirectX 10/DirectX 10.1/DirectX 11/OpenGLをサポートしています。ライセンスは以前と同じくMPL 1.1です。

またVer1も最新版は1.1.0となっており、Delphi 2006/Turbo Delphi/Delphi 2007に加えてDelphi XEにも対応しています。

Asphyre Sphinx

元ねたは2ちゃんねるのくだすれDelphi(超初心者用)その53の902

2011年12月1日

dbExpressのODBCドライバでPostgreSQLに接続

オープンソースのRDBとして日本では人気のPostgreSQL (日本PostgreSQLユーザ会)ですが、世界的に見るとあまり重要視されておらず、dbExpressでも以前からMySQLはサポートされています(Ent/Ult/Arc SKUのみ)がPostgreSQLは予定すらない、という状況でした。しかしDelphi XE2では(これもEnt/Ult/Arc SKUのみですが)dbExpressのODBCドライバが新しく追加されました。このdbExpressのODBCドライバを経由してPostgreSQLに接続する方法についてラテンアメリカ・カリブ地域担当プロダクトラインマネージャ・リードエバンジェリストのAndreano Lanusseさんが解説しています。興味深い。とりあえずメモ。

Connecting to PostgreSQL through dbExpress ODBC driver | Andreano Lanusse Blog | Technology and Software Development | C++Builder

ODBCデータソースアドミニストレータ(odbcad32.exe)でPostgreSQLのODBCドライバを指定したデータソースを作成しておいて、dbExpressのSQLConnectionのDriverNameに'ODBC'を、ParamsのDatabaseにそのデータソース名(DSN)を指定することで、Delphi/C++Builder-dbExpress-dbExpress ODBCドライバ-ODBC-PostgreSQL ODBCドライバ-PostgreSQLサーバという形で接続できる、ということのようです。なおx64環境ではODBCデータソースアドミニストレータ(odbcad32.exe)もx86、x64の両方が存在するので、クライアントのターゲットプラットフォームによって使い分ける必要があります。

日本語だと第20回 エンバカデロ・デベロッパーキャンプの【B4】 Delphi/C++Builderテクニカルセッション 「dbExpressとマルチプラットフォーム開発」プレゼンテーション資料あたりが参考になります。

2012/02/10追記: デベロッパーキャンプのプレゼンテーション資料のリンクを追記しました。高橋さん、情報ありがとうございます(遅くなりましたが)。